単身赴任を考え始めるポイントは、子どもが高学年になる時と、親の介護の問題。
家族揃っての転勤が難しくなるのは、子どもが高学年になる時と、親の健康状態が怪しくなってきた時です。大抵の家族は、子どもが高学年になる頃には、単身赴任を選びます。高学年どころか、小学校に上がった時点で、単身赴任を選ぶ家庭もあります。子どもの学年以外にも、様々な事情がありますので、我が家が、高学年まで家族で転勤できたのは、ラッキーだったのかもしれません。
子どもが高学年になると、転校で、子どもがストレスを抱える心配がでてきます。これは、かなり、子どもの性格によります。全く平気な子どももいますし、馴染めずに不登校になってしまう子どももいます。男の子はわりと平気でも、何かとおませな女の子の方が大変みたいでした。思春期にさしかかると、じぶんが弱い立場に立たされていたりすることを、親に知られて心配かけたくないという気持ちが働くようです。残念ながら、転校生にきつく当たる子もいます。そうして傷ついても、自分からは、なかなか親に言えないようです。お母さんが、注意深く様子を見て、声を掛けてあげる必要があります。叱咤激励するのではなく、とにかく、話を聞いて、子どもの気持ちに同意して、自分は何があっても味方であることを伝えてあげることが大切だと思います。転校がなくても、難しい年ごろです。転校する場合は、心して見守る必要があります。
もう一つ、家族一緒の転勤が難しくなるのは、夫婦の両親の健康状態が悪くなってきた時です。両親のうち、どちらかが面倒を見ることができるうちはよいのですが、どちらも怪しくなってきたら、やはり、なるべく近くに住んで、お世話をすることが必要になるでしょう。
日本全国で、たくさんの人々が抱えている、介護の問題です。