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転勤族の妻~家族揃っての転勤が難しくなる時

単身赴任を考え始めるポイントは、子どもが高学年になる時と、親の介護の問題。

家族揃っての転勤が難しくなるのは、子どもが高学年になる時と、親の健康状態が怪しくなってきた時です。大抵の家族は、子どもが高学年になる頃には、単身赴任を選びます。高学年どころか、小学校に上がった時点で、単身赴任を選ぶ家庭もあります。子どもの学年以外にも、様々な事情がありますので、我が家が、高学年まで家族で転勤できたのは、ラッキーだったのかもしれません。

子どもが高学年になると、転校で、子どもがストレスを抱える心配がでてきます。これは、かなり、子どもの性格によります。全く平気な子どももいますし、馴染めずに不登校になってしまう子どももいます。男の子はわりと平気でも、何かとおませな女の子の方が大変みたいでした。思春期にさしかかると、じぶんが弱い立場に立たされていたりすることを、親に知られて心配かけたくないという気持ちが働くようです。残念ながら、転校生にきつく当たる子もいます。そうして傷ついても、自分からは、なかなか親に言えないようです。お母さんが、注意深く様子を見て、声を掛けてあげる必要があります。叱咤激励するのではなく、とにかく、話を聞いて、子どもの気持ちに同意して、自分は何があっても味方であることを伝えてあげることが大切だと思います。転校がなくても、難しい年ごろです。転校する場合は、心して見守る必要があります。

もう一つ、家族一緒の転勤が難しくなるのは、夫婦の両親の健康状態が悪くなってきた時です。両親のうち、どちらかが面倒を見ることができるうちはよいのですが、どちらも怪しくなってきたら、やはり、なるべく近くに住んで、お世話をすることが必要になるでしょう。

日本全国で、たくさんの人々が抱えている、介護の問題です。


転勤族サラリーマンの妻~お気楽な親戚付き合い

転勤族を楽しもう!『隔離』された環境と時間を有効に使いましょう。

転勤の範囲や、その家族の習慣にもよりますが、全国レベルで転勤をしていると、よほどの事でない限り、親戚付き合いが免除されることがあります。あまりにも遠くに住んでいると、大変だから来なくていいよ、ということになるのです。転勤族は、孤独を強いられる一方、親戚付き合いや、夫の実家への里帰りなどが、必要最低限の回数で済むという気楽さも兼ね備えているということです。

日々の暮らしは、自分の家族の面倒だけを見ていればいいということです。介護をしている今から振り返ると、とても気楽な毎日でした。現地でできたお友達が、ひんぱんに、自分や夫の両親、親せきの人を、病院に連れて行ったり、休日にも、親戚関係の用事があって忙しそう動いているのを、大変そうだと思っていたのを覚えています。家族一緒の転勤を続けられたのは、夫婦それぞれの両親がまだ若く、元気だったからと言えます。孤独な育児で、大変なこともありましたが、転勤で、いろいろな場所に行き、たくさんの人と出会い、友達ができ、気楽な、幸せな日々を過ごしたことは、人生の宝だったと思います。

また、引っ越しは、自分の気持ちをリセットするチャンスでもあります。誰も知らない人ばかりの土地に行くということは、新たな自分に生まれ変われるチャンスでもあるということです。同じ場所に居続けることは楽ですが、変化を生みにくいものです。転勤は、強制的にその場から動かされるので大変ですが、前向きにとらえて、自分にプラスにしたいものです。ついでながら、引っ越しに慣れてくると、捨てることが上手になります。片付けや、無駄なものと必要なものを見分けることが、上手になります。

結局のところ、子どもがまだ小さいうちや、夫婦二人だけの時は、転勤は結構、楽しいものでした。


転勤族を楽しむ~転勤で旅行三昧

転勤族を楽しもう!全国各地旅行三昧!

転勤は大変です。引っ越しはもちろん、子どもがいれば、転校に伴う手続きをしたり、新しい学校でいじめられやしないかなどの心配が絶えません。そして、子ども同様、母も新しい環境に入っていくわけです。だれも知り合いのいない参観日の教室は、たいそう心細く、寂しいものです。そういう事を考えると、まだ子どもがいないうちの方が気が楽です。とは言っても、孤独な新しい環境に入っていくことは同じですので、やはり、転勤族の妻というものは、多少おおざっぱに物事を考えられる性質の人の方が、適応しやすいと思います。

そんなことで、転勤族の妻は大変なのですが、そこは、考えようです。大変だからこそ、プラス思考が、転勤しない人々より、さらに必要です。自分の気持ちをコントロールすることが必要なのです。必要、必要というのは、人生を楽しく生きていくためには・・・ということです。落ち込んだ気持ちで一日過ごすのも、楽しい気持ちで一日過ごすのも、同じ一日です。楽しく過ごさなくては、何だか損な気がしませんか?大切な自分の人生の、せっかくの今日という一日が、もったいないと思いませんか?

と、いうことで、転勤を、楽しく利用することを考えます。となると、真っ先に考えられることは、旅行です。せっかく知らない土地にいくのです。まずは、その土地のガイドブックを買いましょう。楽しい情報がてんこ盛りです。引っ越しの荷物が片付いたら、近隣の県にもどんどん遊びに行きましょう。期間限定で住むのですから、次の辞令が出るまでに、行きたい所を制覇しなければなりません。短いスパンで異動する会社にお勤めなら、どんどんまわらなければなりませんので、寂しいと思う暇はありません。たくさんお出かけして、たくさんの思い出を作りましょう!