介護のための住宅リフォーム

退院前の家庭訪問!

軽いくも膜下出血で入院し、リハビリ専門の病院に転院していたおばあちゃんが、退院することになりました。幸い後遺症はありませんでしたが、約三か月の入院により身体機能はかなり低下していました。歩くのも支えがないと無理な状態です。入院前は要介護2だったのが要介護4に上がっています。退院後どんな生活になるのか、とても不安でした。

退院前に、おばあちゃんのお風呂について夫と相談しました。私が夕方から夜にかけて仕事をしているため、自宅で介助して入浴させるのは時間的に厳しく、また曜日を調整して入れるとしても身体的負担が大きいという事で、デイサービスの回数を増やし、そこで入浴してもらう事にしました。お風呂をデイサービスにお任せする事は、介護者の負担を大きく減らし、事故の危険も減るので、現代の介護サービスの恩恵に感謝して大いに利用したいところです。

さて、退院が近くなった頃、病院のスタッフが自宅を見に来られることになりました。これは、退院後、患者が自宅で安全に生活できるかを確認し、リフォームが必要な場合などに適切な助言をするためです。なかなか、サービスがしっかりしています。

我が家は、夫の両親と同居するために新築しました。その際、悪性リュウマチを患っていた舅が、いずれ車椅子生活になることを見越して、あらかじめ廊下を広くし、トイレと廊下、お風呂には手すりを設置していました。そのため、新たなリフォームの必要はありませんでしたが、おばあちゃんの部屋のベッドの向きや家具の配置など、アドバイスをいただきました。トイレに行く際の動線を考えての事です。それを参考に部屋の模様替えをして、退院に備えました。

介護のための住宅リフォーム~最低限必要な事

介護のための住宅リフォームは、患者さんの歩行能力や、家屋の様式や広さによって、その必要性が変わってきますので、各家庭の状況と介護度に合わせて、ケアマネージャーさんにアドバイスをいただきながら進めていくと良いと思います。

我が家の実感として、介護の為に一番役に立っているのは、手すりです。中でも最も助かっているのはトイレです。立ったり座ったりするのに役に立ちますし、つかまって立っていてもらい、その間に下の介助ができます。一日に何度もその手すりのお世話になりますので、もはや手すり無しのトイレは考えられません。

自宅のお風呂で介助して入浴させる場合や、介護度が低い患者さんが一人で入浴する場合は、もちろんお風呂にも手すりは必要です。リフォームではありませんが、立ちやすい高さの介護用イスなどを借りることも必要だと思います。

お風呂の介助は、本当に大変です。私の友人は、父親の入浴の介助ですっかり腰を悪くしたと話していました。ヘルパーさんが入浴の介助をされることも多いようですが、それでも大変です。おばあちゃんがお世話になっている介護施設には、色々なタイプの入浴設備が整っています。座ったままでシャワーを浴びられたり、横になったまま入浴できる器具があったりとハイテクです。その様な設備は介護施設によって違いますので、よく調べて利用されるとよいと思います。我が家は、退院後、お風呂のためにデイサービスに行くという良い動機づけができ、すすんで毎回行くようになりました。

最後は玄関です。上がり框の壁に手すりがあると、靴を履くときに大変便利です。我が家のおばあちゃんは、退院後しばらくして圧迫骨折でしばらく寝たきりなり、車椅子のままデイサービスに出掛けましたが、その時は、上がり框からベニヤ板を斜めに渡して、簡易スロープを作りました。

リフォームとまではいかなくても、介護にはいろいろと工夫が必要です。ちなみに介護用のリフォームは、介護保険で安くできます。介護用品も安く借りることができます。介護者の負担を減らし、また患者さんの事故防止の為にも、ケアマネージャーさんと相談して、環境を整えることが大切ではないかと思います。

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