介護が始まる前に近居を考える

介護が始まる前に呼び寄せていて、ラッキーだったこと

我が家の場合、介護が始まる前に、夫が脱サラしました。そして、転勤族を卒業し、夫の実家のある東京近辺ではなく、私の実家のある長崎県に定住することになりました。両親が元気なうちは、東京と往き来するとしても、夫は一人息子です。いずれは、両親を呼び寄せることになるであろうと、ぼんやり考えていました。

ところが、予定外に第三子を出産することになり、これを機会にと呼び寄せることになりました。そして、とりあえず、それぞれに借家住まいで近くに住むことにしました。予定外に早かったわけですが、後のち、これがベストのタイミングだったことが分かりました。その頃は、まだ何とか両親だけで、引っ越しをすることができました。荷解きのお手伝いなどはしましたが、それでも、東京を引き払うにあたっては、何も手伝う必要がありませんでした。こちらで、家や家電などの用意をして、待っていれば良かったのです。

引っ越しの翌月、三人目の孫が無事に生まれました。両親は、転勤族の頃はなかなか接することのできなかった孫との日々を満喫しましたが、引っ越し後たった五年のうちに義父は持病がみるみる悪化し、他界してしまいました。元気なうちに引っ越してもらっていて、本当に良かったと思いました。亡くなる前に、同居のための家は完成していましたので何かとお世話はしましたが、介護と呼ぶほどのお世話ではありませんでした。

転勤や、どうしても近くに住めない事情で、介護施設などに入居を余儀なくされる場合もあるでしょう。反対に、都会では入居がなかなか難しいらしく、遠くに住んで、心配したり時々駆けつけたりとなると、それも大変だと思います。

それぞれの家庭の事情で、介護のスタイルは違ってくると思いますが、それぞれに大変なことに変わりありません。お互いに頑張りましょうと、見ず知らずの皆さんにエールを送りながら、自分もまだまだ、頑張って行きたいと思います。

☘スポンサーリンク☘

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする