介護保険の適用を申請する
認知症の診断確定を受け、行政への届け出をすると、介護保険のサービスを受けられます。介護度の認定を受け、段階に応じて、サービスの利用枠が決まります。行政への届け出と共に、ケアマネージャーさんを依頼します。今後、ケアマネージャーさんが、行政・介護施設・介護関係の業者さん・病院との橋渡し役となってくださいます。我が家は、何となく立場が公平な気がして、医師会に依頼しました。
ケアマネージャーさんがしてくださること
ケアマネージャーさんは、心強い相談役です。介護が初めてという場合も多いので、いろいろと教えてくださいます。また、毎月の訪問時には、介護者の相談にものってもらえます。ケアマネージャーさんが決まったら、まずは、利用する介護施設の相談です。
介護施設はどんな所?
現在は、デイサービスやショートステイなど、介護の負担を軽くしてもらえるサービスがいろいろあります。昔はこのようなサービスが無かったのだと思うと、心身ともに休むことができず、さぞかし大変だったろうと思います。介護施設には、いろいろなタイプがあります。比較的元気な人が対象で、機能回復訓練が充実した施設や、お風呂の設備が充実して、寝たきりでもお風呂に入れていただける施設など。どこも、利用者を楽しませるための行事をされたりと、工夫して運営されています。デイサービスは、週に一回から利用できます。我が家が利用している施設は、年中無休で、日曜日にも定期で預かっていただけるので、大変助かっています。利用料金は、どこもあまり変わらないようでした。利用の契約にあたっては、ケアマネージャーさんに希望を伝えると何軒か候補を教えていただけますので、見学して決めるとよいと思います。利用希望の曜日と、施設の空きが合致しない場合もありますので、2軒契約される人もいます。
ショートステイは、お泊りして預かっていただくサービスです。デイサービスだけの施設を利用している場合は、新たに、ショートステイできる施設と契約することになります。何かの緊急事態に備えて、契約済みの施設があると安心です。
これまでに、デイサービスは二か所、ショートステイは一か所の施設にお世話になりましたが、どこの施設も、とてもよくお世話してくださいます。スタッフの方々には、本当に頭が下がります。
介護しているのが、現代で良かったと、心から思います。