糖尿病と認知症、そして視力障害を持つ義母の介護日記スタート
はじめまして。糖尿病で認知症、視力障害を持つおばあちゃんの介護を始めて、五年になります。おばあちゃんとは、夫の母、つまりお姑さんです。同居を始めて八年目になります。これから、夫の両親との同居から介護が始まるまで、核家族と三世帯同居の違いなど、さまざまな面で経験したことをお伝えして、お役に立つ情報を提供できればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
まず、自己紹介をします。長崎県大村市在住、五十歳を過ぎております。出身は長崎県佐世保市です。東京都出身の夫と結婚し、結婚後十二年ほどは、全国各地を転勤するサラリーマンの核家族でした。この間、長男、長女を出産、専業主婦としてPTA活動に積極的にかかわり、地元民ではない孤独に落ち込むことなく、各地にお友達をつくりながら、子どもを育て、自分自身の生きがいを見つけながら生活してきました。
夫の脱サラを機に、長崎県大村市に移住(空港があり、東京との往き来に便利であるという理由で)、二年後に夫の両親を東京から呼び寄せ、その四年後に同居を開始しました。ちなみに夫は一人っ子です。夫の両親は、義母の目が不自由なので、義父が家事をしていたのですが、持病のリュウマチが徐々に悪化、ついに家事もままならなくなり、同居することになりました。リュウマチも、悪性と名の付く難病のほうで、引っ越して来てからも、入院したことがあり、夫婦だけで生活するのは、すでに難しくなっていたのです。ですから、我が家の同居生活は、始めから、介護を見越しての同居で、同居のために建てられた家は、車イス対応のバリアフリー、手すり完備の家でした。