介護施設に行きたがらない

デイサービスに行きたくない症候群

これは、仕方がないことではあるのです。認知症の初期は、まだ気持ちもしっかりしていますし、体も元気なことが多く、本人が、行く必要を全く感じないのは、ある意味当然なのです。田舎の方にお住まいで、ご近所のお年寄りがたくさん行かれているような施設だと、行くのも楽しいでしょうから良いのですが、なかなかそうはいきません。大抵の場合、行きたくないと断られ、介護者が気落ちすることが多いでしょう。いろいろな施設を見学して、お風呂がいいとか、催し物が楽しいとか、健康づくりに役に立つとか、楽しんで行けそうな施設を探して、根気強くお勧めするしかありません。それでも、断固として拒否されれば、仕方がありません。いったん諦めましょう。無理強いは、介護者との関係を悪化させるだけです。

デイサービスの効用

なかなか進んで行ってくれないデイサービスですが、行くことで恩恵を受けるのは、休息できる介護者だけではありません。利用者であるお年寄り、我が家のおばあちゃんは、健康維持と運動機能の維持に、かなりの効果を上げています。歩行訓練がありますので、行く時より帰ってきた時のほうが、足取りがしっかりしています。家にいてもトイレへの往復以外歩きませんので、デイサービスに行くのと行かないのでは、かなり違うと思います。お昼ごはんも、しっかり栄養を考えられたメニューですし、責任を持って介助して食べさせてくれますので、我が家の簡単なお昼ごはんより、ずっと健康的です。おばあちゃんは一度、圧迫骨折をして、寝たきりになってしまいましたが、その時も、リクライニングできる車椅子に寝かせたままデイサービスを利用して、お風呂に入れてもらい、機能訓練もしてもらい、なんと、歩けるようにまで回復しました。看護師さんも、理学療法士も常駐されていますので、本当に心強いです。お世話になっている介護施設のスタッフの皆さまには、感謝、感謝です。

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